あまり知られていない張り方です。
何号でも張ることが出来ます。
キャンバスの張替えをしている方、
是非、お試しください。
画像をクリックして頂ければ動画を見ることが出来ます。
旧来の張り方は、縦方向のみ引っ張り上げて張っていますが
この張り方は、縦方向、横方向と均一に引っ張り上げる事で理想的な張り方だと思います。
古くからある張り方なのですが、知っている方が殆どいません
将来的には、こちらの張り方が支流になるかもしれません。
キャンバスの張替えに必要な道具です。
キャンバスプライヤー 布を引っ張る為のペンチです
金づち くぎを打ち込む金づち
釘抜き キャンバスタックスを抜く釘抜き
キャンバスタックス キャンバス専用釘
定規 木枠の直角を計ります。
何回か繰り返しやることで、張り替えが出来るようになります。コツは、同じ力で布を引っ張ることにつきます。
張る度に引っ張る力が強かったり弱かったりする事で、
益々たわみが出て来ます。
経験からいうと少しのシワ位でしたら、最後に調整すれば直しは楽です。
それから雨の日は、なるべく避けるようにしてください。
布により張力が違うので、経験して覚えてください。
@まず1本目の釘を打ち込みます
A矢印の方向にキャンバスを引っ張りながら
B2本目の釘を打ち込みます
対辺側も同じようにプライヤーで引っ張りながら
釘を打ち込みます。
短辺側の時は、耳を折りたたみ釘を打ち込みます。
4隅釘を打ちこみ均一に引っ張ってあれば
布はたるみがないはずです。
後は、4辺の中心にそれぞれ釘を打ち込み
等間隔に打ち込んでいけば完了です。
万一、たるみが出た場合、その辺の釘を抜いて
調節してください。
布の特性で伸びの具合が違います。
何回か張るうちに感覚をつかめると思います。
※絹キャンバス、水彩キャンバス、ヘシャーンクロス等で、この張り方の実力が分かると思います。